「もう別れよ。」


さくらはメールで勇樹に伝えた。


もうさくらは完全に冷めていたのだった。


というのも、勇樹は高校2年生にもなってゲームに夢中なのだ。


デート中でもPSPに没頭してることがしばしば。


それだけじゃない。
この前家族旅行に行ったときのお土産をプレゼントしたが、受け取ってもらえなかった。


理由は明かしてもらってなかったが、特別な理由があるとは思えなかった。


付き合って半年。
部活が忙しかったのもあるけれど、ろくにデートもしなかった。


半年前の気持ちはなんだったのだろう。
なんで好きになったのかな。


そう思うようにさえなっていた。