僕は、猫。



ガチャン―…


あっ亜弥ちゃんが帰ってきた!

でも、男の人の声が聞こえる
亜弥ちゃんと中よさそうだな…

とぼとぼ亜弥ちゃんの方に
向かって歩いた、

でも、僕は足を止めた。


亜弥ちゃんと男の人がキスしてる ―…

嫌だ。嫌だ。
亜弥ちゃん嫌だよ。


『ヴヴー!!!!!!』

僕は必死に男の人に対して威嚇した

それより何より、
亜弥ちゃんに僕の存在に気付いて欲しかった

必死で威嚇する…


―僕の亜弥ちゃんに手を出すな
―亜弥ちゃんは僕のだ

こうゆうの人間の言葉で
『嫉妬』って言うんだっけ?

亜弥ちゃんが僕に気付いた

『レオっそこに居たの?
 こっちおいで』


亜弥ちゃんが目の前で
手を広げて『おいで』のポーズをしてる


僕はひねくれて、
別の部屋にとことこ歩いて行った


『レオ―…?』

『可愛くない猫。』


男がぼそっとつぶやいた…

あぁ、どうせぼくは猫だ
可愛くない猫だよっ。