白い白い玉に、思いを乗せる。




俺が、載せ思いを、
受け取った奴が、
また載せてボールを回す。




汗が染みて、
色が変わって、


汚くなるけど、

それがたまらなく嬉しいんだ。



それが、ここにいる証明になる。




ここで、汗を流す理由になる。




辛い事もある。

間違うことも、後悔することだってある。


でも、ちゃんとあるんだ。

この場所に。




背中を預ける仲間。

左右にある仲間の存在。

響く声。




このボールは、みんなで繋ぐ。


みんなが触れたボール。




そう思ったら、怖くなかった。

不思議なくらい、
震えるくらい、




勇気がでる。









届け、



ボール。











届け、









俺の気持ち。










掴め、











みんなの気持ち。