体育館に響く音



あいつは顔をバッと上げて叫んだ。


「あたしもずっと…
累のことが好きでした…っ!!」



…ズルイ……。



俺はあいつをギュッと抱きしめた。


そんなかわいい顔で言うなよ…。



俺は体育館に響く音が好きだ。


ピン球が台を跳ねる音も

シューズがたてる
キュッキュッって音も


誰かのかけ声も


みんなみんな大好きだ。


でもやっぱり一番は


「累、好き」


体育館に響く君の音。


君の声。


あいつの耳元で囁く。


「絶対離さねぇ」



そして俺は赤らむ君の顔に
長い長いキスをした。




☆終わり☆