体育館に響く音



☆応援席☆


「おい、累やばくないか??」


「あぁ体がこわばってる」


累の先輩達はひそひそと話していた。


「おい、お前が累の
プレッシャーになるようなこと
言うからこうなったんじゃねーの!?」


レオ先輩は
そう言いながら真剣に試合を見る
白石先輩の肩をどついた。


「あぁ…。いい緊張感を持てると思ったんだがな…」


「はぁ…。ドSも大概にしろよ」


レオ先輩は大きく肩を落とした。


そう、実は白石先輩はドSだったのだ。


「ドSじゃない。
愛のムチだ」


「…………はぁ」