またも年が明けた。
 
 
この何気ない事柄がとても危険だ。
危険なのだ。
 
 
 
 
実際は時間の流れによって、
年号が変わるというだけに過ぎない。
 
 
だが人々は、
さも自分が
年を明ける事に力を貸したように錯覚し、
 
まるで一仕事終えたような
開放的な気分になってしまう。