彼の言う通り、
隠す場所などなかったのである。
 
 
私はそう言われ、
  
『じゃあ、しょうがないか。』
 
と納得し、
エロ本をそのままに、
何食わぬ顔で
テレビゲームに興じた。
 
 
…が、しかし、
今だから言うが、
 
本当はエロ本が気になって、
ゲームどころじゃあなかったンだ…
 
 
【『エロ本のち、犬』へ続く】