「今日オレん家来る?」 「えっ、…それは無理」 「お前はそうやって逃げることばっかりだな。そんな顔されるたら、余計に連れて帰りたくなるだろ!」 「ひゃっ…ま、待って」 「ムーリ」 風はまた 緑の上を通り過ぎて やさしい香りを運んでいった そして繋いだままの手は 果てなくどこまでも続いていくんだろう きっと小説の中だけじゃない 現実の空だって、こんなに眩しいってこと いつか誰もが気づけるよ END***