笑いながらも、ホントは不安もいっぱいだったと彼が言った。 それでも自分のやり方を貫きたかったから、そうしたんだって。 だから私にも、自分なりの表現に誇りを持って小説を書き続けろって。 でもちょっとだけ、この先を読まれるのは抵抗あるかな。 『ちゃんと全部読ませろよ』 耳元でそうささやいた彼の声は、これ以上ないくらいに甘く浸透していく。 想い合ったのがいつかなんてわからないけど、たぶんあの時から、もう始まってたのかもしれない。 私たちだけの、極上の恋物語。 ―――――― ――――――