サラサラサラ…
サラサラサラ…
やっぱり今日も
風がこんなに気持ちいい
「華」
「……斗真くん」
光に目を細めて辺りを見渡せば、どうやらここは保健室。
「あーもう!心配かけんなよ」
「心配…?痛っ」
「っとに!ボールが飛んでいったから危ないって呼んでんのに、見事に後頭部で受けやがって」
「あ……」
そっと後ろに手をやれば、ホントに立派なこぶができてた。
なんて恥ずかしいことを、やっちゃったんだろう。
「最初はナイスヘディングって笑っちまったけど、いくら待っても起き上がってこねぇしよ」
「……運んでくれたんだ」
「あぁ、重かったけどな」
ムッ!
私が強く見上げると、斗真くんはいつものように眩しく笑った。
「冗談。可愛い顔して睨むなよ」

