キミに極上の恋物語を





『今日いっしょに帰るか』



こんなこと、言ってもらえたらいいな。

そしたらちょっとだけ、今より前に進めるかな。

妄想でへらへら笑ってると、休憩時間に入った斗真くんがこっちに向かって走って来るのが見えた。



やばいっ
また変に思われちゃう



慌てて冷静さを作った私。

それでもこんな時間が、なんだか嬉しくて。



もしかしてのもしかして、ホントにもしかしてだけど

私は他の子とは違う、斗真くんの特別になれるのかもしれないって……



……あれ?






「斗真〜、差し入れ!」

「うわ、なんだよ」



ドクン、ドクン

なに?



そのとき急に出てきた女の子。

斗真くんへの話し方から、こういうことがしょっ中あるみたいにも思えた。