ドキドキドキドキ ま、待ちぶせって。 そんな言葉にも、私の心臓は飛び出るくらいに暴れだした。 「なんで…待ってるの」 「なんか最近、華がオレのこと避けてるみたいだから」 「そんなことっ…」 もちろんグラウンドに行かないと同時に、廊下でもコソコソ控えめに移動するようにしてたけど そこまで勘付くのかな。 「お前変じゃねーか?」 「全然…」 グッと顔を覗き込まれて、私の顔は思い切り熱くなる。 「顔赤ぇ」 「…っ」 もう、もうもうっ! だからなんでそういうこと、サラッと言っちゃうの!