「極めて可能性が高いです。」 「じゃあまだまだ希望はあるってことですよね。先生!!先生!!」 「咲季さん!!!!!!!」 お義母さんが主治医に掴みかかっている私の肩を掴み平手打ちした。 私の頬の音が響いた。 「落ち着きなさい」 お義母さんは椅子に座り主治医の顔をじっと見つめた。 「先生。脳死と言うことは……。」 先生とお義母さんは何か話していた。 でも、私は聞くことが出来なかった。 床に座り込みボーッとすることしかできなかった。 床のひんやりとした冷たさが現実世界に引きだしてくれた。