私はうつむいたまま何も言えなかった。 だって、大翔の両親が言っている事は全て正しいから。 今まで頑張ってきた事を全部捨てるって、相当な事。 まして、大翔は時期大学病院の院長をしなくちゃいけない。 なのに、私の為だけに全てを捨てるなんて…。 いつ死ぬかもわからないような私の為に人生を捨てるなんて…。 申し訳ない気持ちでいっぱいだった。 もし、私が普通の女性だったらこんなにはならなかったし、大翔を悩ませる事にもならなかった。 いろいろな事が頭をぐるぐる回っていた。