そして数分が経った…――


会場の電気が一気に消え。


ステージに眩しい程のライトが灯った。




『オイっ繻奈』



ライトの光にも慣れ、ステージを見ると


空雅が立っていた。




「く…ぅ…が…?」




空雅は優しく微笑んだ。




『愁と南を見てたらさ?
お前に言いたくなってさ…』



照れくさそうに頭をかきながら


マイクで喋る空雅、