『ほーら二人とも喧嘩はヤメっ!!』 売り言葉に買い言葉でいつの間にか喧嘩になるあたしと空雅を止めるのは。 いつも兄である愁の仕事。 『…でっ?何しに来たのよっ空雅』 好きなのにコイツの前じゃ素直になれないあたし…。 『用が無いと来ちゃ、駄目なわけ?』 そう言いながら あたしを避けて 勝手に家に上がってくる空雅。 居やがる素振を見せながらも 内心…空雅が家に来た事を嬉しく思ってる。