…―――――――――――――― ざわざわざわっ!! 色々考えた結果…――― うん…ライブ開場に来てしまった。 少しスモークのかかった、薄暗い会場…。 まだか、まだかっと待ちわびるファンの声。 「…何か、久々に来たな」 あたしは関係者席に座りながらポツリと呟いた。 『あら?貴方、昔からファンだったの?』 隣から美声が聞こえて、視線を声の主に向けた。