『とにかくだっ空雅がお前をフったら殴ってやるから!』 愁はいつものハッチャけた笑顔ではなく… 温かい、優しい笑みをあたしに向けた。 「空雅は殴っちゃダメだよ?」 『お前は優しいな』 クシャッとあたしの頭をなでてきた。 「髪型、崩れちゃう!!」 『良いだろ?どこも行かないだろ?』 そう言うと、リビングから出て行った…