「…えへっ♪『テキーラ・サンライズ』…それは『メキシコの日の出の様に明るい未来』をイメージして作られたカクテル…だから…今日、ここでジョーさんと出会えたという事とお互いの明るい未来を祝して…乾杯…」

「乾杯。」

「…カツン…」

真理とジョーは互いのグラスを重ね合わせた…2つのグラスが重なり合い、微かにガラス音がバーに響いた…
ジョーは真理がそのままグラスに口を付けるのかと思っていたが、真理は何故か時計の針を気にしながらグラスに口を付けずカウンターに置いた…
ジョーはそんな真理を見ながら自分も口を付けずグラスをカウンターに置いた…