葵とは、俺の弟で中2。
ハルはまるで自分の弟のように葵のことを可愛がっている。
身内の俺は誕生日すら忘れてたってのに……
ハルはひとりっこだからたぶん兄弟ってもんに憧れてるのかもしれない。
「女子ってホント誕生日とか記念日好きだよな…」
「好きなんじゃなくて、大事にしてんの!」
「あ、そう。」
……言い方変えただけで本質的なものは違わない気がするんだけど?
余計なことを言うとまた反論されそうだったので黙っておくことにした。
「さっさと買ってさっさと帰るぞ。」
「はいはい。お兄ちゃんは冷たいね~。」
若干不服そうなハルの背中をポンポンと2回叩いて押し出す。
ショップに入るとハルが、あーだこーだ言っていたが俺は適当に頷いて自分の服を選び始めた。
「プレゼントですか?」
たまたまポロシャツを手に取った瞬間、タイミングを見計らったように背の高いイケメン店員が俺たちに声をかけてきた。
ハルはまるで自分の弟のように葵のことを可愛がっている。
身内の俺は誕生日すら忘れてたってのに……
ハルはひとりっこだからたぶん兄弟ってもんに憧れてるのかもしれない。
「女子ってホント誕生日とか記念日好きだよな…」
「好きなんじゃなくて、大事にしてんの!」
「あ、そう。」
……言い方変えただけで本質的なものは違わない気がするんだけど?
余計なことを言うとまた反論されそうだったので黙っておくことにした。
「さっさと買ってさっさと帰るぞ。」
「はいはい。お兄ちゃんは冷たいね~。」
若干不服そうなハルの背中をポンポンと2回叩いて押し出す。
ショップに入るとハルが、あーだこーだ言っていたが俺は適当に頷いて自分の服を選び始めた。
「プレゼントですか?」
たまたまポロシャツを手に取った瞬間、タイミングを見計らったように背の高いイケメン店員が俺たちに声をかけてきた。

