シュガーベイビー★キス

「明日の撮影はそれのみだから、学校にはちゃんと行けるよ☆学校が終わってー…そうだな、大体家に着く5時くらいには迎えに来るよ。」



「わかった。」


「それじゃあおやすみ☆今日は早く寝て、明日学校に遅刻しないように!」


「はーい。」



早く寝ろってもう10時回ってるよ…



奏くんが車で去って行くと、あたしは大きなあくびをしながら家のドアをあけた。


「ただいま~。」


「おかえりひまちゃん♪」



真っ先に出迎えてくれたのはママ…




ではなく、パパ。


ウチはパパがママみたいなもんで、ママがパパみたいなもんです。


……ん?よく意味わかんないね。


えっと…つまり、

ママは仕事をしていてパパは専業主夫ってこと。



「おつかれさま☆今日はゼロスカッシュの撮影だっけ?おいしかった?」



「おいしかった通り越して、しばらくは炭酸いらないってカンジ…。」