「やり方はわかんだろ?サッと走ってサッと跳べばいい。適当にやってくれー。」



いやいや、


適当にもほどがあんだろ!教師としてはマジ失格だな。





「あ、そうそう。くれぐれもシャレにならんケガだけはすんなよ~?俺が怒られんだからー。特に安田!てめぇ調子のんじゃねーぞ。」


「ちょ、俺の扱い!」



澤部に名指しされ、すかさず突っ込む悠太をスルーして位置につく。



高跳びあんま得意じゃねーんだよなー…


つっても平均よりは上だけど。




「おい、コラ。俺のことなに放置してくれちゃってんの。」



うるさいのが戻ってきた…



「放置したつもりはなかったけど。」



「いーや!置いてってたよね。ヒドくない?」



「女子かてめぇは!んなこと気にしてんなよ、気持ちわりぃな。」



「つか、話変わるけど、勝負しようぜ。」



「変わりすぎだろ!」



コイツの思考回路は一体どうなってるのか知りたい。