「でも、あの三つ編みの子……なんとなーく…誰かに似てるような気がしないでもなかったな…誰だっけ。」



「お前がそのときの気分で一夜限りの関係を持った中の誰かじゃねーの?」



「まさか!俺はドラマん中のひまちゃんみたいな明るいギャルしか抱かない主義だからそれはないね~。」



「…お前ホント軽い。地味に軽べつしてるよ、俺…。」



「いーのいーの☆若いうちはそのときが楽しけりゃオールオッケー!遊べるときに遊ばなきゃ後悔するよ!」



「…あ、そう。」



力説されてもわかんねーよ。



「マジ誰っけな~…超気になる!小学校んときの友達?いや違うな…でもどっかで見たことが……」







どーでもいいよ。



俺はムダに考えこんでる悠太の横で大きなあくびをした。









『カワイイって言葉に過敏すぎる』




……ね。





カッコよくて男らしい男に生まれたお前にはわかんねーよ。



俺の気持ちなんて。



男なのにカワイイと言われる屈辱さなんて絶対にわかんないんだ。