「…お前容赦なさすぎ。」



「…あぁ?」



「多感な時期の中学生女子にぶっ殺すはないでしょ。」



「俺は今殺すとは言ってないし、黒川のときみたいに手は出してない。次に会ったらと言ったハズだ。あれはだいぶ俺の本能にブレーキがかかってたほうだぞ。」


「そうかもしんないけど、あんなことされたらトラウマになるっつーの。」


「あっそ。」


「お前はカワイイって言葉に過敏すぎると思うぞ?確かに言われたらあんまり気分はよくないだろうけど、いずれにせよモテてることには変わりないんだし、もっと前向きに捉えろよ。」



「…お前、やけにさっきの女の肩を持つな。」


「いやいや持ってないしー!俺は一般論を言ってるまでよ?」



「…確かに。正確にはさっきの三つ編み女の肩ではなく、そのとなりの長身の女の肩だな。」



「あれ、バレてた?あの子、かわいかったよね☆上から80、55、79ってとこじゃん?」



「お前の瞬時にスリーサイズを当てる能力は何かほかのことに役立たないわけ?」



コイツ…どうでもいいことに関しては本当スゴい。