ホッと胸をなで下ろす。



「……あ。まさかお前………これからいやらしいことでも始まるかと思ってた?」



「お!おおお思ってないです!」




意地悪そうに笑っていう泉サマにあたしは勢いよく首を振って答える。





「分かった分かった。焦らなくてもそのうちいっぱいやるんだから安心しろ。」



「!!」







な、なに言ってんですか!







「…と、言ってもさすがに中学生に手出すのはなんか申し訳ないからな……ちゃんとしたのは高校生になってからな。」





ちゃ、ちゃんとしたってなんですかっ!?








「それまでは、俺なりの特別メニューで愛してやるよ。」





泉サマはあたしの手を取り、耳元で囁いたあとチュッと軽く耳にキスをした。




一瞬にして顔が赤くなったのは言うまでもない。





「…じゃ、俺、ちょっとシャワー浴びてくるからその間に着替え済ませといて。あがってきたら乾燥機かけとくから脱いだ服はカゴん中入れとけ。それとコレ、髪の毛用。」




パーカーとバスタオルを渡し、言うだけ言うと泉サマは口笛を吹きながら部屋を出ていった。




「じゃ、お言葉に甘えて…。」



泉サマから借りたパーカーに着替えて、バスタオルで髪の毛を乾かす。



そういえば…プレゼントのパーカーは無事だったかな…



チラッと端っこに置いてある紙袋を確認する。



結構塗れちゃってたけど…




10分くらい経ったあと、泉サマが部屋に戻ってきた。