シュガーベイビー★キス

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神戸と会わなくなって、どれくらい経ったんだろう…


結構経つよな…。



リビングのカレンダーに目をやる。



年が明けて約1ヶ月、か。




まだ1ヶ月か…



…なげぇな1ヶ月。



撮影ってどんくらいかかんだよ。


あとどれくらい待たなきゃいけねーんだよ…




こうして呑気に朝飯食べてる間にもアイツは西山と………





…………………………





「…泉、貧乏ゆすり止めて。ウザイから。」



「え?」




葵にそう言われ、自分の足を確認する。


ま、マジだ…


無意識のうちに勝手に貧乏ゆすりが!!





「…わ、わりぃ。」




「朝から何イライラしちゃってんだか……」




「子どもには分かんねーよ。」




大人ぶりながらみそ汁をすする。





「ひまちゃんが西山樹とラブシーンを撮影してるかと思うといてもたってもいられない、て思ってるんでしょ?」




「ブッ!!!」




そしてみそ汁噴射。





「図星かよ…。」




「俺はまだ一言もそんなこと…」



「見てれば分かる。この前ひまちゃんが家に来たときの妙~に優しい態度とか、おにーがひまちゃんにくっついたときの異様な嫌がり方といい…明らか好きですって言ってるようなもんだったけど。」




「……マジ?」



「超マジ。」





俺、最高にカッコわりー!!




「で、付き合ってんの?」



「付き合ってない。」



「うそ!?一緒に寝といて付き合ってないはないんじゃないの!最低!責任取りなよ!」



「っ!!」



またもやみそ汁噴射。