「い、樹くん……?」
「俺…ひまりが好きなんだ。ひまりの迷惑にならないようにって今まで隠してきたつもりだけど………もう限界だわ。」
うそ…
樹くんがあたしを好き?
しかもこんな状況で告白されるなんて……
思いも寄らない告白に胸がドキドキし始める。
「…いいよね?」
起き上がろうにも両手が抑えられているから力が入らない。
樹くんの顔がゆっくりと近づく。
キス、される!!
『キス、してもいい?』
『他の誰でもない、お前とキスがしたいって思う俺っておかしいのかな。』
目をギュッと閉じていると、唇がくっつく数ミリ手前で樹くんの動きがピタリと止まった。
ゆっくりと目を開けると、自分の真上に樹くんの顔があった。
「…今、誰のこと考えてた?」
「え……」
「俺じゃないよね。」
それは…………
「…もしかして泉くん?」
「……………ごめんなさい。」
「やっぱりか…」
そうつぶやくと樹くんはあたしの背中に腕を回して優しく起こしてくれた。
「……ごめん。嫌なことしたね、俺…。」
なんて声を掛けたらいいのか分からず首を横に振った。
「俺デビューしたときからずっとひまりが好きだった。だから、こうやってたくさん一緒に仕事が出来て、何ならキスまで出来てラッキーって思ってたんだ。最低でしょ。泉くんに公私混同してるって怒られたけど。」
泉サマが?
樹くんといつの間に話してたんだろう…
「例え公私混同でもその気持ちが伝わっていつかひまりも好きになってくれるかもしれないって思ってた。だけど、ひまりの頭の中には泉くんがいたんだね…分かってたけど気づかないフリしてたんだ。」
「俺…ひまりが好きなんだ。ひまりの迷惑にならないようにって今まで隠してきたつもりだけど………もう限界だわ。」
うそ…
樹くんがあたしを好き?
しかもこんな状況で告白されるなんて……
思いも寄らない告白に胸がドキドキし始める。
「…いいよね?」
起き上がろうにも両手が抑えられているから力が入らない。
樹くんの顔がゆっくりと近づく。
キス、される!!
『キス、してもいい?』
『他の誰でもない、お前とキスがしたいって思う俺っておかしいのかな。』
目をギュッと閉じていると、唇がくっつく数ミリ手前で樹くんの動きがピタリと止まった。
ゆっくりと目を開けると、自分の真上に樹くんの顔があった。
「…今、誰のこと考えてた?」
「え……」
「俺じゃないよね。」
それは…………
「…もしかして泉くん?」
「……………ごめんなさい。」
「やっぱりか…」
そうつぶやくと樹くんはあたしの背中に腕を回して優しく起こしてくれた。
「……ごめん。嫌なことしたね、俺…。」
なんて声を掛けたらいいのか分からず首を横に振った。
「俺デビューしたときからずっとひまりが好きだった。だから、こうやってたくさん一緒に仕事が出来て、何ならキスまで出来てラッキーって思ってたんだ。最低でしょ。泉くんに公私混同してるって怒られたけど。」
泉サマが?
樹くんといつの間に話してたんだろう…
「例え公私混同でもその気持ちが伝わっていつかひまりも好きになってくれるかもしれないって思ってた。だけど、ひまりの頭の中には泉くんがいたんだね…分かってたけど気づかないフリしてたんだ。」

