「あれ、奏は?」
トイレから戻ってきた真白母が何も知らずにそう聞いた。
「色々あって消えてもらった。ハルと一緒だから大丈夫。」
「そう?」
ちょ…消えてもらったって…確かにそうだけど。
そのとき真白家の掛け時計からオルゴール音が流れた。
ふと時計に目をやると…
「…12時!?」
時刻はピッタリ夜中の12時。日付が変わっていた。
「ど…どうしよう…こんなに長居しちゃって…ごめんなさい!あたし帰ります!」
「じゃあ送る。」
「大丈夫です!」
「大丈夫なわけねぇだろ!こんな夜中に中学生ひとりで帰すわけにはいかねーよ。」
「つーか、それって泉もじゃん。こんな時間に出歩いてたら完璧補導の対象だと思うけど。」
葵くんが冷静に突っ込んだ。
ごもっとも。
「それならいっそひまちゃんウチ泊まれば?部屋も布団も余ってるし。いいよね?」
「え!?と、泊まりですか!?」
「そうね♪賛成だわ!おうちの人にはオバサンから連絡しておくから今日は泊まっていきなさい☆」
「で、でも…そこまでお世話になるわけには…」
「なーに言ってるの!ひまちゃんはウチの家族みたいな存在なんだからそんなこと気にしなくていいのよっ!」
お母さま………
真白母の優しさにジワリと涙がにじむ。
「それもそうだな…それなら俺も送る必要ないし、そっちの方が助かる。」
「さっきまで送る気マンマンだったクセに…」
葵くんのつぶやきに泉サマは例のスリッパ突っ込みを繰り出していた。
こうしてあたしは真白家に宿泊することになったんだけど…
いいのかな?
トイレから戻ってきた真白母が何も知らずにそう聞いた。
「色々あって消えてもらった。ハルと一緒だから大丈夫。」
「そう?」
ちょ…消えてもらったって…確かにそうだけど。
そのとき真白家の掛け時計からオルゴール音が流れた。
ふと時計に目をやると…
「…12時!?」
時刻はピッタリ夜中の12時。日付が変わっていた。
「ど…どうしよう…こんなに長居しちゃって…ごめんなさい!あたし帰ります!」
「じゃあ送る。」
「大丈夫です!」
「大丈夫なわけねぇだろ!こんな夜中に中学生ひとりで帰すわけにはいかねーよ。」
「つーか、それって泉もじゃん。こんな時間に出歩いてたら完璧補導の対象だと思うけど。」
葵くんが冷静に突っ込んだ。
ごもっとも。
「それならいっそひまちゃんウチ泊まれば?部屋も布団も余ってるし。いいよね?」
「え!?と、泊まりですか!?」
「そうね♪賛成だわ!おうちの人にはオバサンから連絡しておくから今日は泊まっていきなさい☆」
「で、でも…そこまでお世話になるわけには…」
「なーに言ってるの!ひまちゃんはウチの家族みたいな存在なんだからそんなこと気にしなくていいのよっ!」
お母さま………
真白母の優しさにジワリと涙がにじむ。
「それもそうだな…それなら俺も送る必要ないし、そっちの方が助かる。」
「さっきまで送る気マンマンだったクセに…」
葵くんのつぶやきに泉サマは例のスリッパ突っ込みを繰り出していた。
こうしてあたしは真白家に宿泊することになったんだけど…
いいのかな?

