シュガーベイビー★キス

「はい、オッケー!!!」




ふぅ……



やっと終わった………。





「ぎ…ぎゃふーっ!!!」






『オッケー』の声がかかった瞬間、神戸は真ん前にあった俺の顔を見て後ろにひっくり返った。






すげーな……



今まで催眠術にかかってたみたい…




「いい、い泉先輩!お疲れ様でした!」



「あー…はいはい。」



「2人ともお疲れ~♪あ、ちょっと待って。写真撮ってもいい?」




自分のデジカメを取り出し神戸と並んでいるところを撮影する奏。




「いいって言う前に撮ってんじゃねーかよ!」




「あはは☆もう着替えてきていいよ泉ちゃん。」






バカにしやがって!!!







「おはようございまーす☆」




ふと、スタジオの扉がバーンと開いて真っ黒なスーツに身を包んだ男がコツコツとこちらに近寄ってきた。





「今日もよろしくお願いします☆」





180近い身長に尋常じゃなく長い脚…小顔でシュッと整った顔、ワックスでバッチリ決まった黒髪…………


















西山 樹!!







出た――――――――っ!!