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「い……いずみん…血…鼻血出てるよ!」



「……あ?」




教室に戻ると悠太が顔をひきつらせながら指をさした。




指で鼻の下を触ると、ベタッと赤いものがついた。




「…マジだ。」



「おいおい…気づいてなかったのかよ…」



「ティッシュ。」



「はいはい。」






悠太からティッシュをもらい鼻血を拭き取る。








…………………………………







「完全にフリーズしてるし………マジでどうしたの?なんか変だよ。」




「……変?俺が?」




「そう、変。すっげー変!いつもの泉じゃないみたい。」



「……そうか。で、いつもの俺ってどんなキャラだったっけ?」




「おーいーっ!!!カムバック泉ー!」















やばい。






頭がぼーっとする。







俺、やっぱり変かも。






アイツをドキドキさせるためにキャラを恋愛モードに切り替えて…


そんで俺の思惑どおりアイツはドキドキしてくれて…



んで………




んで………………なんで俺までドキドキしてんだっけ?






キスしていい?ってなに…






え…



まじ、キスしていいってなに!?