シュガーベイビー★キス

それから俺は変わった。


見た目も、中身も。



ひまりにふさわしい男になれるように、



いつかひまりに会える



それだけを信じて、



俺は生きてきた。



ひまりがこの学校を受験することを知って、


俺も受験した。


クラス発表でひまりと同じクラスになれて俺がどれだけ嬉しかったか分かる?


久しぶりに見たひまりは相変わらずまぶしかった。


芸能人なのに全く図々しくないひまりを見てますます愛おしくなった。



まわりのアホなやつらはひまりがあの神戸ひまりだなんて気づかずに騒いでいて、


ひまりのことを知ってるのは俺だけなんだって嬉しくなった。



俺だけが知っているひまりの秘密。




これで1歩近づいた。



そう思ってたけど、ひまりは俺に気づかなかった。


むしろ見ようともしなかった。



俺だけじゃない。



男には絶対近付こうとしなかった。




それがアイツらのせいだということはすぐに見当がついた。



そして思ったんだ。




今度は俺がひまりを救う番だって。



ひまりが俺を暗闇から救ってくれたように、今度は俺がひまりに光を与える番なんだ。




それから俺は少しずつひまりと距離を縮めていくことにした。



徐々に徐々に…



警戒心がいつか、安心感に変わるように。



いつか、




俺を必要としてくれますように。




俺にはひまりしかいなくて



ひまりにも俺しかいない




そんな関係を夢見てた。