そこには入っていたのは俺の顔写真…



画鋲か何かで顔に無数の穴が開けられた気味の悪い写真。



写真の裏には赤い文字で「消えろ」「邪魔だ」とだけ書いてあった。








「おーおー…やってくれたな。」




嫌がらせのレベルが上がってんじゃねぇかよ。




消えろ、邪魔だって…一体俺が何したっつーんだよ。




フツフツとこみ上げてくる怒りを何とか抑えながら大量の写真を1枚ずつ確認していく。





そして、ある写真に目が釘付けになった。




たくさんの本棚。



その中で机を挟んで向き合っているのは間違いなく俺と…





神戸。




この写真は昨日の、だよな…。






誰かが



俺たちを狙っている?








得体の知れない気持ち悪さと、嫌な予感が俺を襲った。