「…………っ!?」
上履きに触れた瞬間、背筋に悪寒が走った。
「……泉?どうした?」
「…………んだよ、これ…。」
恐る恐る上履きを下駄箱から引っ張り出すとポタポタと白っぽい液体が滴り落ちた。
しかも
………このニオイ…………
「イチゴミルク……か?」
びしょびしょに濡れた上履きからは俺の大好きな甘い香りが漂っている。
「うーわ!なにその上履き!イチゴミルク漬けになってんじゃん!お前…そこまでイチゴミルク愛してたっけ?」
「んなわけねーだろ、アホか!」
「すまん…どう見てもコレは…嫌がらせ…だな…」
俺は軽く舌打ちすると近くにあったゴミ箱に上履きを力強く叩き入れた。
なんだよこれ…
今まで下駄箱の中に手紙だのプレゼントだのが入ってたことはあったけど…上履きがこんな状態になっていたことは一度もない。
とりあえず、昇降口にあったスリッパを勝手に借りることにした。
「イチゴミルク使うあたり、お前の熱烈なファンの仕業かな?」
「だとしたら相当頭おかしいだろソイツ。むしろファンじゃなくてアンチだろ。」
「アンチ泉!?そんなやつこの学校にいる?今まで会ったことないけど…いずみん、恨まれるようなことしたんじゃないの~?」
悠太がからかうように幽霊の真似をしたので俺は「知るか」とだけ答えた。
上履きに触れた瞬間、背筋に悪寒が走った。
「……泉?どうした?」
「…………んだよ、これ…。」
恐る恐る上履きを下駄箱から引っ張り出すとポタポタと白っぽい液体が滴り落ちた。
しかも
………このニオイ…………
「イチゴミルク……か?」
びしょびしょに濡れた上履きからは俺の大好きな甘い香りが漂っている。
「うーわ!なにその上履き!イチゴミルク漬けになってんじゃん!お前…そこまでイチゴミルク愛してたっけ?」
「んなわけねーだろ、アホか!」
「すまん…どう見てもコレは…嫌がらせ…だな…」
俺は軽く舌打ちすると近くにあったゴミ箱に上履きを力強く叩き入れた。
なんだよこれ…
今まで下駄箱の中に手紙だのプレゼントだのが入ってたことはあったけど…上履きがこんな状態になっていたことは一度もない。
とりあえず、昇降口にあったスリッパを勝手に借りることにした。
「イチゴミルク使うあたり、お前の熱烈なファンの仕業かな?」
「だとしたら相当頭おかしいだろソイツ。むしろファンじゃなくてアンチだろ。」
「アンチ泉!?そんなやつこの学校にいる?今まで会ったことないけど…いずみん、恨まれるようなことしたんじゃないの~?」
悠太がからかうように幽霊の真似をしたので俺は「知るか」とだけ答えた。

