シュガーベイビー★キス

「あのさー…来るなら連絡くらい寄越せよ。俺が帰ってたらとか思わなかったわけ。」



「連絡したじゃん。メール見てないの?」



「え?」




ブレザーのポケットから携帯を出した。




本当だ。
着信とメールと両方入ってる…




「いつもすぐ連絡くれるのに返事がないってことは授業中なのかなーと思って待ってたんだけど。」




「あぁ…そう。」




ちょうど神戸といた時間だ…









………………………………







「あー……もー…………おい、ハル!」



「わっ!なに!急に大きい声出さないでよー!」



「腹減った。ファミレス行こ。」



「あ、ちょうど良かった!それなら勉強教えてよ!数学で宿題出たからさ。」



「別にいいけど。」



「めずらしい~!いつもは、自分でやれって言うクセに…どうしたの?」



「今日はそういう気分!行くぞ!」



「ちょっと待ってよ~!」






ハルの頭を軽くこつき、足早にファミレスへと向かった。