シュガーベイビー★キス

「用はそれだけ。」



「へ?はぁ…えぇと…それだけなら…メールで良かったんじゃー……う!」



全部を言う前に泉サマはあたしの襟元をグッとつかみあげ、顔を近づけた。




顔………近いです………


それ以上にコレ端から見たら、カツアゲかもしくはケンカでも勃発してしまいそうな雰囲気満々です……!




なななな殴られる!




「……おい。お前、校門の前で待ち伏せしてた俺の苦労を台無しにする気?」



「そ、そんなつもりは……」




だっ誰か助けてーっ!






「……ひまりちゃん?」


「は、はい!」




今まで呼ばれたことのない呼び方をされ、ゾワゾワっと寒気が走る………





「ひまりちゃん…俺のこと全然分かってないみたいだから教えてあげるけど…………」



とてつもなく嫌な予感…





「俺、中途半端が一番嫌いなの。やるからには徹底的にやらないと気が済まないし、俺の思う通りにならないとムカつくんだよね。ひまりちゃんは今は俺の彼女なわけだしそれなりに覚悟してもらわないとね。」



「覚悟……ですか?」



「そう、覚悟☆」





その瞬間、泉サマの顔が耳元に移動した。





「覚えとけ。今度逃げたら、ただじゃおかねぇ。逃げんじゃねーぞ地味女が。」


















あの………………














泉サマは、もはや恐怖でしかないんですけど。








そしてあたしの意識が遠のいた。