シュガーベイビー★キス

引っ張っられ、着いた場所は…



外の非常階段。



あたしの腕を掴んでいるのは………






「いい泉サマっ!」


「…てめぇ……サマで呼ぶなっつっただろ。殺されてーのか。」




いやあああああああぁ!
死にたくないですっ!




「ごっ…ごめんなさい!」




神さま…

怖すぎて涙が出そうです…





「分かればいい。」



そう言うと泉サマは掴んでいた手をパッと離した。




「お前、秋山さんのクラスだったんだな。」



「あー、はい、そうです…」





そんなことを言うためにわざわざ非常階段に連れてきた……





「で、とりあえず携帯貸せ。」




わけないですよね…。


ていうか…なんで携帯!?


まさか、こ、壊す気ですか!?




「え…えっとおー…」




嫌ですって言ったら怒るかなぁ…




「…何もったいぶってんの。サッと出せよどんくさ。」




ど、どんくさ!
また言われた~!



これ以上渋ると本当に泉サマが怒りそうだったので、仕方なく携帯を差し出す。




なんだかカツアゲみたいだ………