修平くんがデッキや教科書類など重たいものを持ってくれたので、あたしはプリントを抱えた。
修平くんって本当にイイ人だよなあ…
そう思いながら1歩先を歩く修平くんの背中を見つめていると、視線に気づいたのか(たまたまなのか…)立ち止まって振り向いた。
「…ひまりって、泉サマと知り合いなの?」
「え!!?なっななななんでですか!?」
突然名前で呼ばれたことと、泉サマの件でダブルの衝撃が走るあたし。
「いや…泉サマが知ってるような雰囲気を醸し出してたから。」
確かにあたしを見て「あ。」って言っちゃったもんね…
「ええっと…き、気のせいじゃないですかね!あたしが泉サマと知り合いなわけないですもん!」
「………そっか。ごめん、変なこと聞いて。」
「い、いえいえ…」
な、なんとかごまかせたっ!
修平くんがまた前を見て歩き出したので、あたしはバレないように「フゥ」と小さくため息をつく。
「……ギャッ!」
その瞬間、あたしの腕を誰かがグイッと勢いよく引っ張った。
ゆゆゆゆゆゆゆゆゆ誘拐っ!?
修平くんって本当にイイ人だよなあ…
そう思いながら1歩先を歩く修平くんの背中を見つめていると、視線に気づいたのか(たまたまなのか…)立ち止まって振り向いた。
「…ひまりって、泉サマと知り合いなの?」
「え!!?なっななななんでですか!?」
突然名前で呼ばれたことと、泉サマの件でダブルの衝撃が走るあたし。
「いや…泉サマが知ってるような雰囲気を醸し出してたから。」
確かにあたしを見て「あ。」って言っちゃったもんね…
「ええっと…き、気のせいじゃないですかね!あたしが泉サマと知り合いなわけないですもん!」
「………そっか。ごめん、変なこと聞いて。」
「い、いえいえ…」
な、なんとかごまかせたっ!
修平くんがまた前を見て歩き出したので、あたしはバレないように「フゥ」と小さくため息をつく。
「……ギャッ!」
その瞬間、あたしの腕を誰かがグイッと勢いよく引っ張った。
ゆゆゆゆゆゆゆゆゆ誘拐っ!?

