シュガーベイビー★キス

ビシッとスーツを着こなし、モデルのようなたたずまい。

紛れもなく奏くんだ。

芸能人なみにかっこいい奏くんを見て、下校途中の女子がキャーキャー騒いでいるみたい…



でも、なんでこんなとこに!?





「え!?なに、ひまりの知り合い?」


「あ、えっと…ウチのマネージャー…です。」


「マネージャー!?あんなイケメンが!レベル高っ!うらやましすぎるんだけど!さすが売れっこは違うね~♪」


「そんなんじゃないってば~…」



からかうように言う彩ちゃんに唇をとがらせながら、奏くんのもとに向かう。


歩いてくるあたしに気づくと奏くんは、爽やかな笑顔で軽く手をあげた。


なんだかドラマのワンシーンにありそうなカップルのやり取りみたい…




「学校お疲れさま☆」




「いえいえ…てゆーか、なんで学校まで来てるのっ!?聞いてないよ?」


「うん、言ってないもん。」




奏くんって本当こういうパターン多いよなぁ…