予想と反するくらい大きな声で指をさされたあたしは、気のぬけるようなマヌケな裏声を出して驚いた。
「ね!昨日廊下で泉とぶつかったコだよね!?中等部の!」
「え………ええええっと……その……」
泉サマの友だちはなぜかひとりで妙に楽しそうだ。
てゆーか、そんな恥ずかしい話を大きな声で話さないでくださいっ!
ふとまわりに目をやると、泉サマファンらしき女子の恐ろしく冷たい視線があたしに注がれてた。
ひーっ!!
なななっ…なんですかっ?
あたしが一体何したっていうのさーっ!
「ほら、泉も覚えてるっしょ?」
「……あ?」
ギャーッ!!!
泉サマになに話振ってんですかっっ!
やめてー!
泉サマを怒らせないで!
どうしよ…
あたし………
……………こここっ…
殺されるっ!!!
「…しししっ、失礼しますっっ!!」
「え?……あ!ちょっ……前!」
まるでマラソンしたあとみたいにバクバクと心臓が鳴り響いていたせいで泉サマの友だちの声なんてあたしの耳には全く届いていなかった。
おかげさまで、その場から駆け出した瞬間……
「ふぎゃ!!!」
ゴッ!というニブい音をたて、思いっきりガラスのドアに体当たりした。
「ね!昨日廊下で泉とぶつかったコだよね!?中等部の!」
「え………ええええっと……その……」
泉サマの友だちはなぜかひとりで妙に楽しそうだ。
てゆーか、そんな恥ずかしい話を大きな声で話さないでくださいっ!
ふとまわりに目をやると、泉サマファンらしき女子の恐ろしく冷たい視線があたしに注がれてた。
ひーっ!!
なななっ…なんですかっ?
あたしが一体何したっていうのさーっ!
「ほら、泉も覚えてるっしょ?」
「……あ?」
ギャーッ!!!
泉サマになに話振ってんですかっっ!
やめてー!
泉サマを怒らせないで!
どうしよ…
あたし………
……………こここっ…
殺されるっ!!!
「…しししっ、失礼しますっっ!!」
「え?……あ!ちょっ……前!」
まるでマラソンしたあとみたいにバクバクと心臓が鳴り響いていたせいで泉サマの友だちの声なんてあたしの耳には全く届いていなかった。
おかげさまで、その場から駆け出した瞬間……
「ふぎゃ!!!」
ゴッ!というニブい音をたて、思いっきりガラスのドアに体当たりした。

