――どうして?ワタシの為かなぁ…… ワタシはその男の子の喋り方がなんとなく今のナイに似てるような気がしてくる 「ワタシ、ナイのことも好きだよ……」 バイクの音で聞こえないくらいの声で言う ナイが頷いたような感じが背中から伝わった ――しまった、ヒューマノイドの聴覚を侮ってた…… でも、ワタシはそれでもいいと思って、嬉しい気持ちになってた