「すまなかった……」

叔父は、それだけをしぼり出すようにつぶやいた

「もう逃げないと……」

ナイが見かねてワタシと叔父の間に立って言った

気づけば廊下から人の気配がしてる

「俺はこれさえあればなんとかなる」

叔父はワタシが乗ってきた箱に向かった

「ナイはミウを頼む」