三田君はそのまま、屋上の柵の方へと移動した。神城蜜とあたしは、沈黙の中座っていた。その沈黙を破ったのは、神城蜜だった。
『ねぇ、今日さ、あんたのクラス新任の先生来たでしょ』
「峰崎先生のこと?てか、なんでそれ知ってるのよ」
『さあ、なんででしょう』
「また意味わからないこと言って」
少し呆れたあたしは、立ち上がろうと腰を上げた。少ししわのついたスカートを、ぱっぱっと手ではらう。
『立つな、パンツ見える』
「のわッ」
神城蜜に、グイッと手を引っ張られ、あたしは再び床に腰を下ろすことになる。
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