『少し時間ある?手伝ってもらいことがあるんだけど……でも、今、帰る途中よね。無理だったらいいんだけど』

「い、いえ!大丈夫です!」


少し苦笑いをした峰崎先生に、あたしはすぐに返事を返す。


『本当?じゃあ、ちょっとこっち来て』


そういわれ、あたしは峰崎先生の後ろを歩いて行った。


行った先は、教室だった。その教室の机の上には、たくさんのプリントが置かれていた。きっと、これをまとめる作業を、手伝ってもらいたいのだろう。


「これ、まとめればいいんですか?」

『あ、うん。そうなの、ごめんね』


あたしは先に先生にそう言って、椅子に座り作業を開始した。