「でも、私は極力口出したくないな、って思って」
『まあ、それは確かにそうだね。龍のやつ”あきらめない”とは言ってたけど、どうなんのかな』
「2人とも、すごい距離ができたよね。きっとお互い思ってることは同じなのに」
『ま、俺らは様子見だね』
私たちはそう言って、飲み物を口にしいた。助けたい気持ちもあったけど、これを乗り越えられなければ、そこまでなんじゃないか、とも思った。私は少しシビアになりすぎているのかもしれないが、きっと雅なら大丈夫。今まで、どんな壁も乗り越えてきたのだから――。
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