『あんこたちの幹部は、結構見物だからね~~!みんな見惚れちゃうんじゃないかな~!!はあ~~~あんこ緊張してきた!!』


あんこちゃんまでもが、そんなことを言いだした。


――あんこちゃんもあさみんもこんなに不安で緊張してるなら、龍はどうなんだろう。大丈夫かしら。


あたしは心の中で思う。そして、スッと立ち上がる。


『雅?どうした??』

「龍、大丈夫かな」

『神城君?そうだよね、一番プレッシャーだよね、あ!光瑠くん!神城君どこにいるか知ってる?』


教室に入ってきた光瑠君にあさみんが聞く。


『龍?龍のやつなら、まだ飲み物買いに行ってる最中』