「でも、白い学ランってどうやって手に入れるのよ?白学ランが制服の学校なんてないじゃない」

『みやちゃん、そこは安心して!!あんこが作るから』


あたしの質問に、あんこちゃんは自信満々に答える。


「作るって、あんこちゃん、幹部でしょ?忙しいのに、衣装作る余裕ないんじゃないの?」

『そこは!ねっ!!』


そう言ったあんこちゃんは、「手伝って」という念を込めて、あたしとあさみんを見てニコッと笑った。


『はーい!注目~~!!』


そこに、昼休みの軍団決めに行ってきた龍が、教室内に入ってくる。龍のその言葉に、クラス全員の視線が一気に龍のもとに向く。