◆◆◆◆◆◆ ――そして、翌朝。 あたしは、今日もいつものように学校へと登校している。 『おはよ、』 あたしは、後ろからする声に反応して後ろに振り返る。 「お、おはよ」 『なーに眠たそうな顔してんだよ、バーカ』 挨拶を交わした相手は、コツンとあたしの頭に拳をぶつける。その行動はいつもの龍だった。昨日の怒りがウソみたいに思え、あたしの頭の中は今の状況についていけない。 『あぁ?何、言い返してこないのかよ』 「い、いやっ別にそうじゃなくて」 『んー?』 「き、昨日のこと」