【続】俺様甘甘王子様



リビングに行き、2人で座ると美鈴ちゃんがガン見してきたのだった。


『お姉ちゃん綺麗…』

「え?」

『お人形さんみたいだね!』


にぱっと笑った美鈴ちゃんの方が、お人形さんみたいに可愛く綺麗だった。


「そんなことないよ?美鈴(みすず)って言うの?名前」

『うん!美鈴!』

「今中学生なのよね?」

『うん!なりたてなの!』

「楽しい?」

『すごく楽しいよ!新しい友達もいっぱいできた!』

「そっかー美鈴ちゃんは人気者なんだね」


自然と笑みがこぼれ、ちゃんとした会話になるのだった。