姫愛side

返事したはいいけど…

キスするっていわれてされるのって緊張する。

どうしよう!どうしようどうしようどうしよう!

いつも通りのスウェットでいいのかな。

いいよね。

オシャレしてったらおかしいしね!

宿題は?いるかな…

いらない……?

いらないかな。

あー、でも一応持っていこうかな。

うん、そうしよう。

ガラッとベランダを開け、平静を装い廉乙を呼んだ。

「廉乙ー!」

「んー…」

やる気のない返事と共に廉乙が出て来た。

瞬時に熱くなる顔。