いいなぁ……先輩の彼女さん。 もう考えるのはやめようっ!! 「新しい恋しようっ!」 そうあたしが言ったときだった。 「恋、すんの?」 え……? 急いで声がしたほうへ振り返る。 そこには前みたいに息を切らした先輩がいた。 「ど、して……」 なんで、なんで先輩がいるの? 彼女さんは?? 「あんた、俺を走らせるの、好きだね」 え、え??